ipodにウォークマンがワンセグを携えて迫ってきた。これからの携帯音楽プレーヤーを比較したら、どっち?
スポンサード リンク
スポンサード リンク
ipodにウォークマンがやっと対抗できる位置まで追い上げて来た。ipodとの機能比較でウォークマンがワンセグ機能を持たせたことが、最近のウォークマンシェア急拡大の要因のようだ。ipodは基本的にアメリカ仕様でかつグローバルスタンダード仕様なので、日本企業ソニーのウォークマン(特にAシリーズ)と単純比較することはできないが、のように日本独自のワンセグに対応させるのは難しいのだろう。おまけにウォークマンのその機能は他のワンセグケータイなどと比較しても、非常に充実していると言えるレベルにある。 それでもまだまだipodは躍進を続けており、いまだに日本での携帯音楽プレーヤーのシェアはipodが約半数を占めているが、つい先日までシェア13%代と低迷を続けてきたウォークマンは、いつのまにか30%まで追い上げてきたというから、すごいとしか言いようがない。ソニーの底力、元祖携帯音楽プレーヤー、ウォークマンブランドの自負心を発揮してきたといえる。そもそも携帯音楽プレーヤーのパイオニア(とここで書くとブランドメーカーのようなので「元祖」としておく)はソニー・ウォークマンで、世界中に「Sony」のブランドをトリニトロン・テレビと共に確率したのもWalkmanなのだが、ソニーはmpegなどの、音声や映像のデジタル圧縮技術を開発するほどの技術を持っていながら、その技術を使ったICによる録音と再生ができるウォークマンを出さないでモタモタしていた。
スポンサード リンク
そして気がついたらipodに携帯音楽プレーヤーの「代名詞」の座を空け渡してしまっていたというわけだ。ウォークマンがいつまでもMDウォークマンから先に進まないでいるその間隙を狙ったように、アップル社がまさにICチップに録音再生できるipodを出したところ、手持ちのCDだけでなくインターネットから好きな音楽をダウンロードできるという便利さと、それだけでなく、テープやCD、MDなどの媒体を使わなくても高音質で、さらに小型軽量を実現させたことによる携帯性、さらに、アップルならではの斬新なデザインと簡単な操作性が、MDウォークマンとの比較の面でも世界中で指示され、大ヒットとなった。平成13年(2001年)のことである。私はその少し前に、mpeg技術を使った携帯音楽プレーヤーがないかと、量販店を探し歩いたことがある。英会話やセミナーの音声を通勤時やスポーツジムで、比較的小さい携帯音楽プレーヤーで聴きたいと思っていたからだ。当時録音ができるMDウォークマンがあることは知っていたが、その頃にはICメモリチップは大容量低価格化が進み、mpegなどのデジタル圧縮技術も確率されていたので、そろそろICメモリチップのタイプのものが出ていてもよさそうだと思ったからだ。ソニーのウォークマンでは、それまで、「ウォークマン」「CDウォークマン」「MDウォークマン」と続いてきたので、きっと「ICウォークマン」という携帯音楽プレーヤーがあるに違いないと思ったというわけだ。(たしか当時はTVCMの主題歌にCHEMISTRYを使ったりイメージキャラクターに柴咲コウやオダギリ ジョーを使っていた。)しかし、無かったので、仕方なくPanasonicの単なるICレコーダーを購入し、それに英会話やビジネスセミナーの音声を入れて使っていた。まあ、音楽ではないので、音質は特に重視していなかったというのもある。
しかし、ソニーがモタモタしている間に、アップル社がipodを発売し、しかもそれが前述のとおり、従来の携帯音楽プレーヤーと比較したら使い勝手が良くて音質も悪くなくデザインの斬新さも手伝って、ソニーのお株である携帯音楽プレーヤーの覇権はアップル社が独占し、ipodは独走態勢に入り、他の追随を許さなくなったのだ。ではなぜ、ソニーはipodの前にICウォークマンを出さなかったのか?元ソニー会長の出井氏が、WBS(「ワールドビジネスサテライト」テレビ東京のニュース番組。メインキャスターは小谷真生子)のインタビューで、傘下にレコード会社を持っていたことが原因だったと、当時を振り返っていた。実は、ソニーはipodよりも前から、メモリ媒体にICチップを使った、さらに、インターネットから楽曲をダウンロードできるビジネスモデルのことも考えられたウォークマンを発売することはとっくに考えていたのだ。グループ内にレコード会社があることで、楽曲をダウンロードすることによるCDの売上げへの影響を考え、出さずにいたところ、アップルのipodにすべて持っていかれてしまったということだった。最近でも一部のレコード会社にはまだ残っている考え方として、インターネットからダウンロードなんかできてしまったら、CDの売上げの損失はダウンロード配信からの利益では補えないという考え方が強かったということが背景にある。また、音質にこだわりを持つ者はデジタル圧縮の音質に疑問を持つ者もいるだろう。しかしipodに覇権を許したソニーミュージックが、結局のところCD業界でもかなり早くネット配信ビジネスを本格スタートさせることになり、今ではネット配信が相乗効果生んでCDの売上げにも好影響をもたらすことになったとは、皮肉なものだ。